昨日、地震後初めて仕事に行きました。
地震当日はどんな感じだったのだろうか、とドキドキしながら行ったら…
赤ちゃんの数が激増してました。
1日に7人!!
規模の大きい病院では普通の数かもしれませんが、分娩数を抑えているうちの病院では驚く数字。通常1~2人/日、多くて3~4人/日、一人も生まれない日も勿論あります。自然分娩なのでお産に波があるのは当たり前なのですが、ここしばらく生まれない日々が続いていたので、スタッフの中では生まれる周期の最初に当たるのは誰だろうか、自分ではありませんように…とドキドキしていたのですが、この日でした。
地震が起こる前に5人、その最中に陣痛が来ていて地震後に2人。
おなかの中で何かを察知して生まれてきたのでしょうか?
外に出るよりもおなかの中にいたほうが安全なのでは?と思ったりもしますが、自然ってすごいなと感じました。
昨夜は電話がつながらなくて直接病院にいらした妊婦さんが多かったです。
普通はまず電話をいただいて来院する必要があるのか、家で様子をみてもらうか判断するのですが…いやはや、てんやわんやでした。
幸い、みんな来院する必要のない軽度のもので、来院後も助産師とのやり取りで安心して帰られたのですが、来て帰る労力が申し訳ない。地震でだいぶ不安になっているので、おなかが張ったり、気分が悪くなったり、妊婦さんにとっては非常に不安が強い環境にあるので、訴えが多くなるだろうなと予想はしていました。
が、電話がつながらないのは辛いです。こちらも直接来られると状況がわからないし、入院者のケアが突然中断されてどの程度時間を要するのか予測して動けないので、翻弄されました。
電話って大事。
節電も大事だけれど、電話の回線もむやみに使わないようにしたいと思います。
一番困るのは緊急時。
日勤との境に超緊急帝王切開の事態になりました。
一分でも早く赤ちゃんを出す必要がありました。
分娩室で手術ができるようにしてあるのですが、呼び出しの手術室の看護師に電話がつながりませんでした。
そんな時のために助産師が手術の器材を扱えるように日ごろ備えていたので、事なきを得ましたが、「通じない」ということに恐怖がせりあがって来た瞬間でした。
これが呼び出しの医師だったらどうしようか…と。
震源地の医療関係者の人はどんな状況にいるのでしょうか。
その場に自分がいた時にどう行動すればいいか、なにができるのか、考えるけれど、想像を超えている部分がおおくて、思考がとまってしまいます。
妊婦さん、産婦さんはどうしているのでしょうか。
おなかが張ったり出血したり、破水してしまう人も多いのではないかと思うのです。
どうか、赤ちゃん。
生存本能を発揮して、可能な限り安全なところで出ておいで。
今は祈ることしかできないです。



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