乳がんの診断・手術を受けた体験:その3 退院〜2年近く経った現在

2024年8月左乳癌グレード1で部分切除をしました。リンパ節郭清なし。

術後の胸は10代のよう。パンと張ってる!

部分切除だと取り除いた空洞部分を周りの部分で寄せ集めて?整える?と聞いていたので、果たしてどうなることか?とドキドキできたが、違和感ない感じに仕上がっていました。さすがです。

でもすごい全体的にパツンと張っている。痛くないけど。これは見覚えがあるような・・・

あ、10代の時の胸??特に生理前の張ってる胸?という感じです。前から見ても横から見ても、かっこいい!!鏡の前でかっこいいよ、頑張ったねとお胸をほめまくり☺️

だから、健常な50代の左胸との落差がね・・・しかも最初はノーストレスの術後ブラをつけていたので、重力に負けて放題のわが右胸ちゃんよ、がんばれ、と右胸が気になっていました。

病理検査結果。予想外の腫瘍があった

そして退院して5日目に受診。切除部位について詳細を聞きました。目的の6mmの浸潤性乳管癌の周囲に4.5cmの非浸潤性乳管癌があったと言われびっくり。術前のCTでは非浸潤性の存在は何も言われなかった。そして大きいじゃん。

ちょっとヒヤッとしましたが、全部取り切れていますよ、と。結果リンパ節転移なしのステージ1。脈管侵襲なし。グレード1のおとなしめなので、サブタイプの結果を待つけれど、今後は放射線照射+ホルモン治療でいきましょうと言われました。

順調なので、透明の防水テープを剥がされました。そのままお風呂に入るのはちょっと心配だったので、いそいそと買ってあったアトファインを貼りました。2箇所の傷に貼ると肌色で全然目立たないので、温泉とかも人目が気にならないなと感じました。

乳癌手術後 猫は抱っこしていい?

入院中からずっと気になっていたのに、うっかり聞き忘れて退院してしまったの。退院後の受診時に聞きました。一応それまでは右側で抱っこするようにしていたけど、普段、左で抱っこして、右手で色々するのが習慣なので、抱かれた猫も左に移動しようとするのよね。愛のせいか痛みはないのだけどなるべく避けてた。

大丈夫ですよ、とあっさり言われる。あ、そうなんだ、とホッとする。そうすると、うちの猫は3.5kgぐらいで大きめの新生児サイズ。それなら病棟で新生児も抱っこOK?やった、働けるね😀

病理結果 ホルモン感受性あり、HER2マイナス、Ki67 25%

さらに1週間後、病理検査結果を聞きに受診。エストロゲン受容体+、プロゲステロン受容体+、HER2−、Ki67 25%. KI67はガンの増えやすさと説明され、5〜10はゆっくり、30〜は早い、と。サブタイプとしてはルミナル。AかBかははっきり言われず。

主治医から放射線+ホルモン療法5〜10年という方針でいいのではと提案された。プラス化学療法を希望するのであればそれでもいいと。化学療法が効果的かどうか調べるためにはオンコタイプDx(多遺伝子検査)というのがあると紹介されました。3割負担で14万くらい、結果は出るまで1ヶ月くらいかかると。

Ki6725は微妙だね。グレーゾンか。事前にいろいろ調べていた私はちょっと考えた。KI67は指標の一つだけれど、今のところあくまでも参考までで、あまりエビデンスはない。ホルモン受容体がない場合、HER2が+の場合は化学療法も仕方ない。

でもできるだけ避けたい。どうしてもしなくては死んでしまうという状況以外は受けたくない。むしろそういう時も受けずに自然なまま経過するのを選ぶかも。

人によっては1%でも再発率を下げるためにできることをしたいと化学療法を受ける場合もあるだろう。しかし私は、そんなに体を痛めつけたくない。それに私は乳腺クリニックの先生を結構信頼しているのだ。1mmの増殖を発見し、気にかけてくれた先生。

もちろん人間だからいつもうまくいくとは限らないが、今後も定期的に受診していれば、再発しても早期発見できるのではないかと思う。その時にまた部分切除か全摘出か、プラスαか考えればいい。

ということでオンコタイプDXは受けず、主治医の提案の放射線+ホルモン療法(タモキシフェン)でいくことに決めました。

日焼けし、イチゴになり・・・保湿命でケア

そして始まった放射線治療で日焼けし、イチゴのように毛穴が広がり・・・。と色々ありました。

2ヶ月くらい経って、イチゴから復活(←詳しくは放射線治療のところでどうぞ)した後は、徐々に張りもトーンダウンして、柔らかさが戻ってきました。20代→30代→40代→今は45歳くらいかな?だいぶホヨンと柔らかくなったけど、右胸と比べるとちょっと張りがある(←ちょっと嬉しい)

保湿は放射線治療が終わった後も続けています。左右のお胸も顔、首と一緒にね。左胸は放射線の影響なのか乳首の皮膚が弱い。少しの乾燥でキレやすいのです。大事大事。

傷口も腫瘍をとった方はほとんど目立たない。自分でもえ?どこだっけ?と探してしまうくらい。センチネルリンパ節をとった脇の下近くの傷は薄茶の線でまだ残っているので、それでわかるけど、どちらも自分で言わなければ人様は気づかないと思う。

お荷物は持てるの?

重たいものは持たないでください、と看護師さんからも言われ、術後のパンフレットにも載っていた。重いものってどこからですか??と疑問に持ちつつ、過ごしていました。スーパーに行っても、2つの袋に大根とかリンゴとか重たいのは右、もやしとか軽いのを左というふうに振り分けていました。

結果、右腕がかわいそう😢 そして右で持つと右利きだから、何気に不便。つい無意識に左手に荷物を持ち替えてしまい、しばらくしてから「おっといけない」と右に持ち変えることたびたび。

でも日々、猫を抱っこしているので、3〜4キロくらいはちょっとならいいのだろうと思っていた。そして気づけば腕のお肉が揺れる揺れる。タプタプですよ。それまで毎日夜に腕立て伏せしてたのに😢

2ヶ月くらい経った頃、ちょっと腕立てしてみたけど、痛くない。なんともない。そこからちょこちょこ腕を鍛え始めました。

採血は?血圧は?

普段職場では乳癌患者さんに対して「手術した方の腕で、採血や血圧は測らない」というのが鉄則でした。

それなのに手術後初めて血液検査をしたときに、本当にすっかり忘れていて、いつものように左腕を出して、針を剥かれた瞬間に「あ、いけない」と思い出しました。

あ〜、やっちゃった、と焦って調べました。でもそうしたら、最近はガイドラインが変わっていて、リンパ郭清を受けていなければ、採血や血圧測定は問題ないとありました(リンパ節の郭清がある場合にはリンパ浮腫や感染予防のために血圧測定・採血は患側ではしない)。よかった〜と胸を撫で下ろしました。仕事でもその方の状態をきちんと確認してから判断せねば。

タモキシフェンも忘れずに

毎日飲んでいます。もともとベーチェット病の薬を症状に合わせて、毎日とか1日おきとか飲んでいるので、卓上カレンダーに飲んだ時にマークをつけているんです。今はタモキシフェンは○、ベーチェットの薬は赤三角でつけています。薬入れの近くにカレンダーを置いて、飲んだらすぐにマーク。

コスメを入れているポーチにも薬を入れているので、「あ、朝飲み忘れてる?」と思った時にはそこで飲みます。

飲み始めて1年と9ヶ月、これといった副作用もなく過ごしています。飲み始めたその月から月経が来なくなったけど、これは楽でいい。更年期障害も出ていないし。ちょっと太りやすくなったので、そこは気をつけています。

手術を受ける前は不安もありましたが、振り返ってみると、私の場合は想像していたよりスッと普通の生活に戻れました。現在は2年近く経ちましたが、再発なく元気に過ごしています。もちろん人によって経過は違いますが、これから手術を受ける方の参考になれば嬉しいです。