それは極楽

夜、布団で眠れるということはいいことだ。
夜中に働く仕事をしているとホントそう思う。
布団で眠れるとき
「は~、極楽極楽。」と若いときからついつい言ってしまう。
夜勤のとき、暇なときは少し横になれます。
10分?20分?そのくらい。
ほとんど目を瞑るだけ。
耳は神経質になっていて、遠くのトイレのドアの開く音、スリッパのすれる音、など常に情報をひろってます。
ちょっとでも異様な音があるとパッと見に行きます。
ああ、休まらない。

うっかり寝ると、悪夢を見ます。
起きたら日勤さんが来ていて、朝にやり終えておかなければいけない仕事がおわってない~、とか、
預かりの赤ちゃんが黒くなっている~、とか、
婦人科のおばあちゃんが転んで骨折しちゃった~、とか、
エレベーターの前で妊婦がうずくまってる~、とか
眠ってはならんっ!という思いがさまざまな悪夢となります。
ああ、休まらない。

忙しいと、お茶を入れる暇も、トイレに行く暇さえありません。
朝方はもう口も回らない、頭も回らない状態で、「あー」とか「えー」をたくさん盛り込んだ送りを何とかこなして体を引きずり帰ります。
ああ、休まらない。
だから夜、布団で眠れる日は極楽、極楽。

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