朽ちはじめた杵柄

「昔とった杵柄」といいますが、それは今も自信のある場合。私は自信がないので上のタイトルにあいなった・・・(涙)

以前スペイン語を話せました。現地の人と口でケンカができるぐらい。オフィシャルな会議に参加し意見を交換できるぐらい。
でも・・・日本に帰ってきたらなしくづしに忘れていきました。
ちょっとは踏ん張った。学校に通ったり、新聞をとってみたり。
職場でもスペイン語しか話せない妊婦のお世話をしたり。

しかしここ2年ちかくそんなこともせず経過してしまい、スペイン語などすっかり忘れて英語を身につけようとしていた矢先、再びスペイン語しか話せない妊婦が来院したのです。
「たしかスペイン語だよね。話せるの。よかった~」
周りの期待の声に、微妙な表情を返す私。
いや・・・苦境はチャンスなのだよ!
背水の陣だからこそ思い出すってもんだ!
・・・苦闘15分。
彼女はにこやかに帰っていきました。
とりあえず何とかなった。
しか~し、あまりにもひどい。言葉が出ない。これでは「話せる」なんてとてもじゃないけど言えないわ。

SMAPの剛くんを見習うのよ。
彼も少し韓国語ができていた頃、でも周りが言うほどは話せない自分を恥じて、勉強に励みあそこまで流暢に操れるようになった、とどこかで読んだのです。
すんばらしいっ!!
いまこそ「たるんでも努力」の発動のときだわ!
次回彼女が来院するまで2週間。私はスペイン語づけになることにしました。

聴く音楽はスペイン語。
読み物はスペイン語の教科書か、なぜか買ったマザーテレサの言葉集のスペイン語版。
見るものは衛星放送のスペイン語チャンネルか、スペイン語圏作の映画。
今もBGMは南米出身の歌手のCDです。
“骨まで愛して~~♪(直訳)”“君がいなけりゃ死んでしまうよ~♪いっそ焼き尽くしておくれよ~~♪(直訳)”などと非常に熱烈なラブソングがラテンのテンポで展開されております。
きらいじゃないのよ、こういうの(笑)

一度ひたってしまうと、なんで今までしなかったのか、と思うくらい面白いのです。スペイン語づけ生活。
そのうち記憶をたどって、部屋の中でサルサを踊り狂っている私がいそうです(笑)
次回は彼女ともっと楽しく話せて、彼女の聞きたいことに的確に答えたい。
それを目標に朽ちはじめた杵柄、再生中です。

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