隣の小学生が私に挨拶を返すようになりました。
私の住んでいるアパートは2DKと広いので、隣には夫婦とこども二人の親子が住んでいます。
その長男が今年小学生になりました。
ここに私が移り住んで、約3年半、挨拶をしてもジィ…とみて、プイッと顔をそらす、まことに憎ったらしいガキんちょ(失礼)でした。
弟の方が、早くに挨拶をするという作法をおぼえ、「まったくこの子は~」と思う反面、実は幼少期私もこの子のように内弁慶というか、近所の人や親戚の人と話したり、挨拶したり出来ない子だったので、「私の周りの人もこう思っていたのか~」と思ったりして過ごしていました。
ところが、です。ある日彼は挨拶を返しました。
人がかわるきっかけ、私はそれに立ち会ったのです。
アパートに帰ってきたとき、その子と学校の友達らしき男の子が二人で階段の下で遊んでいました。
私がいつものように「こんにちは」とあいさつをすると、彼はいつものように無言。そして、彼の友達は「こんにちは」と挨拶を返しました。
そしてその友達がさらりと言ったのです。
「00(その子の名前)、「こんにちは」は?」
すると「…こんにちは」と小さい声で彼が言うではないですか。
母親に言われてもついぞ言わなかった彼が…!
そしてそれから彼一人の時も挨拶を返してくれるようになりました。
彼の中で、なにかクリアしたものがあったのでしょう。
そして、その背中を押したのは、友達。
私にも記憶の中で、友達に肩を叩かれて踏み出せた、多くの一歩があります。
それは親の叩くモノとはちょっと違っていて、羽のように軽いんだけど思わぬ力を持っていたりします。
けっこう親がヤキモキしていても、子供はそんなきっかけを積み重ねて、知らぬ間に成長していることがあります。
頑張れよ、少年。
次はうちのドアポストを覗くクセをなおすのだ!



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