みため

今日髪の色を染めました。
美容院ではなく、家染です。しかもセルフ。
美容院でヘアカラーをしたことは3度ほどあるのですが、いまいち納得のいく色になりませんでした。
私はダークカラーを好みます。最近はダークカラーが流行っているようですが昔からそうなのです。
三度、つまり三人の美容師しか知らないわけですが、みなさん「もっと明るいほうが…」とすすめるわけです。「せっかくですから」「今の流行は…」「こっちのほうが色がきれいに出るので」と言い回しは変わるけど。
…そうして周りの人からみたら落ち着いたほうの色、しかし私の感覚では「明るすぎる色」となり、帰宅途中に「髪色戻しブラック」を購入する結果が三たび。
美容師さんの腕や事前の相談が不十分というのではなく、私の要求が細かいのだと思います。
なぜそんなにダークカラーを好むかといえば、私の仕事が見た目勝負だからです。
見た目勝負というとビジュアルを前面に出す職業を連想しますが、けっこういろいろな職業にいえると思うのです。
ここでは髪染め話にかこつけて、私の独断と偏見による“みため”考察をします。
テーマはそう…“助産師とみため”(笑)


産婆という仕事は相手に信頼されてナンボという仕事です。まぁ、すべての助産師がそう考えているかはわからないので、「私の中では」という注釈つきです。
お産の痛みは大抵の産婦にとって尋常ではありません。「これは異常ではないのか?」「いつまで続くのか?」産婦は程度の差はあるけれど、不安な気持ちを抱いています。周りの家族も時間が長くなるにつれ、「このまま経過を見ていていいのか?」「医師に診てもらわなくていいのか?」「おなかの子は無事なのか?」と不安です。
施設によって異なりますが、うちの病院は異常がなければ、正常なお産はギリギリまで医師は呼びません。

助産師が産婦・家族両者の不安などを解消しつつ、経過が正常か異常か医師への報告が必要か判断しながら付き添っていきます。
たとえば質問され、あきらかに「大丈夫です」と答えられる類のものならいいのですが、状態や時間経過をみながら判断する「おそらく~だろう」といった答え方になる場合、いかに相手が自分を「信頼できる」と思っているかで反応が違います。

普段生活しているときと、自分の娘や妻、赤ん坊の命といった大事な人の一大事のときと、反応の表し方は違います。
後者はよりストレートです。
そこでいまひとつ信頼できない、となった場合には視線、言葉、態度すべてで「ほんとにぃ?」「この人大丈夫なのかしら?」と不信感を表してきますし、中には「他の人に代わって欲しい」と別のスタッフに言ってくる人もいます。
産科の女医でも、見かけの若い人は家族が助産師に「あの人は経験はどれほどなのかしら?」とチェックが入ることも少なくないのです。

信頼を得るには、的確でわかりやすい説明内容、実際の効果的なケアはもちろん、声のトーン・表情・全体から「落ち着いている」「まかせられる」という印象を与える必要があります。
不安なまま不信なまま経過すれば、極端な話うまくいくお産もうまく誘導できなくなってしまいます。

私の中では、髪色も私を「プロ」として演出する際の大事なポイントです。
地毛は見事な「緑の黒髪」ですが、髪型によってはかたい印象を与えてしまうので、少し色をつけてやわらかくしなやかな印象を与えるようにしたい。明るい色は色によっては髪がぱさついて見えるし、いろいろな年代・考え方の方と接するので、悪い印象を与えかねない。
地毛が生えてきて色の差がはっきりわかるのはみっともないし、そういう状態でいるのは許せないが、まめに染めに通えるかというとどうか・・・。その点ダークカラーなら色の差は目立ちにくいし、セルフで染めても色むらができにくい。段々と毛先が明るくなるのが嫌いなのだけど、それも修正できる。
私の場合は髪色が暗めのほうが顔色が明るくキレイに映える。

…などなど考えた末の色。
あとは自分の好きな色を選び取るだけ。
ちょっと前まではビターココア(ちょっと違うな?)というほんとにダークなココア色がお気に入りだったのですが、あまり売れないらしく、あるとき買いに行ったらその色だけ置いてなかった…ショック。
なので今は別の色。コレも私の中ではヒットです。
その名もシークレットローズ(たしか…箱を捨ててしまってわからん)!
レッド系です。でも非常に落ち着いた色合いで…染め具合を調整すれば光の加減で「あ、色付いてるんだ…赤っぽいのかな?」くらいの感じになります。
ちょっと“赤毛の貴公子”ちっくになり、自己満足もはかれます♡

…でもね、やっぱりセルフは大変。ちょっと前はショートでまだましだったのだけど、ちょっと伸びたから範囲増えたし、塗り終わって待っている間がドキドキ。
小心者だからさ。
もうそろそろ…いやいやまだ早いだろ…でも毛先が明るくなりすぎるのでは…いやいやこの色は暗いから多少長めにおいといても失敗はないさ…でもでもぉ~…といつも説明用紙に書いてある目安時間より若干早めに洗ってしまいます…。

美容院にカラー剤を持ち込んで、カラーリング代は普通に支払って、ていうことならやってもらえるのかなぁ?
でもやっぱり美容室にあるカラー剤はいろいろ良いモノが揃えてあるんじゃなかろうか、そんな美容室のプロ意識を逆なでするようなことをするのは失礼なのでは?…と問い合わせもできず、セルフな髪染めが続いております。
このうえは、プロ級の腕前になって、お財布と時間の節約に努める所存です!
…おや?終わりが“助産師とみかけ”からずれてしまった。
まぁ、いいや。
学術論文ではなく、つぶやきですもんね。

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