これはご存知の方も多いと思います。
「生きてこそ ALIVE 」1993年の制作、イーサン・ホーク主演
1972年に起こった飛行機の墜落事故の事実に基づいた映画です。
ウルグアイのラグビー部を含めた45人が乗った旅客機が、チリのアンデス山脈に墜落し、
救助されたのは72日後。16人が生き延びていました。
当時は「人の肉を食べて生き延びた」とセンセーショナルに報道されたようです。
彼らがどのような72日間を過ごしていたのか、生存者の記憶をもとに作られた作品です。
内容についてもっと知りたい方は、有名どころのレビューなどでどうぞ。
この作品を見るのは3回目くらいです。多分最後に見た時から7,8年経っていると思います。
なのであらすじは覚えていたけれど、最初からラストまで初見のように引き込まれました。
命というのはいとも簡単に奪われてしまいます。
人間の体はとても脆い。
一方で、命というのはそうそう簡単に消えることもないのです。
消えそうになっても再び息を吹き返す。
俳優陣の演技も、実際に極寒の山で臨んだ撮影も凄いの一言で、とても感情が揺すぶられます。
映画の中で展開される内容は十分すぎるほどに過酷です。
でも、テロップで簡単に経過してしまうその一日一日を実際に過ごしていたことや、流れる景色で簡単に過ぎていくその道のりを一歩一歩歩いて行ったことを想像すると、映画の中の過酷さは一部分に過ぎないのだなと感じて、もう何も言えなくなります。
本編とは別に特典映像で、生存者たちのドキュメンタリーや作成中の様子が見られます。
一言一言が重いです。
彼ら一人一人が自覚しているにしろ無自覚にしろ、色んなものを背負っているように感じられます。生き延びたことで感じる苦しみもあるけれど、それでも生きていなければ得られなかった幸せもあるのだと学びました。
以前、友人とこのような究極な状況に陥ったときどうする?と話した時、「出来るだけ最初に死にたい。生き延びたらあとが辛い」と、「どうにかしても生き延びる」に意見が分かれました。
私は後者でした。最初の生きるか死ぬか、の時点は運命というしかないので、そこで命が奪われてしまったならそれで終わりですが、もしそこで生きのびたなら、どうしたって生きていたいと思います。
私はもしかしたらあっさりと「人間」でなくなって「動物」になってしまうかもしれない、と自分自身の人間性の脆さを自覚しているので、この映画の中の「人間性」を保てた人たちに頭が下がります。
映画の中で色んな青年の強さに惹かれると思いますが、私が特に印象的なのはフェデリコ青年の強さです。
彼自身ひどい傷を負っているのに、もう一人の傷を負った青年を気にかけて「ちゃんと見ていてやろう」という言葉通りに最後まで見ていました。それが彼の気力を保つ術だったのかもしれませんが、彼の状況を考えると、そうまでできる精神力に本当に頭が下がります。生きている間にあと何回見ることになるかはわかりませんが、見るたびに私の心になにかを残してくれる大事な作品です。
・・・そして、どうしても生き延びたい私が仕入れた航空機事故の時に身を守る方法。
いざというときには、座席上であぐらをかくようにして、背もたれよりも低くなるようにかがむ。
シートベルトはもちろんしますが、いざというときにはピローなど緩衝材になるものをベルトと体の間にはさみます。・・・衝突の際にベルトで内蔵が損傷しないようにです。
背もたれよりも低くかがんで、毛布などで頭や首を守ります。
そして足は下ろしていると折ってしまうので、膝を曲げて両足を待ち上げておく。
大柄な人は前の座席に突っ張るようにしておくといいみたいです。
この身をかがめて、前方の座席に足を踏ん張る姿勢は、乗車時の急ブレーキ時や新幹線の緊急停車時などのブレーキによって後ろに行った力が一気に前方へ働く力になった時の衝撃を緩和する体勢なので、頭のどこかに入れておくと、あなたを助ける知恵になるかもしれません。



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